実行環境とエージェントについて
実行環境は DAI の主力です。実行環境には DAI サーバーへのネットワーク アクセスが必要であり、DAI Environments ページでサーバーに接続します。実行環境では、テスト開発者がスクリプト (“snippets”) を作成し、モデルやスクリプト テストで使用するためにスニペットを DAI に接続し、テスト対象システム (SUT) に接続してテストを実行します。実行環境は、次のいずれかのタイプになります。
- DAI Design Environment は、DAI デザイン エージェントと、グラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) で実行される Eggplant Studio インスタンス ( "Eggplant Functional" または"EPF"とも呼ばれます) で構成されます。
- DAI Run Environment は、DAI 実行エージェントと、コマンド ライン モード ( “headless” モードとも呼ばれます) で実行される EPF インスタンス で構成されます。
DAI を構成するすべてのコンポーネントの概要については、DAI Components ページを参照してください。
DAIデザインエージェントとDAIランエージェントとは何ですか?
実行環境内で、エージェントはEggplant DAIとEggplant Functionalの間の接続を確立します。
DAIデザインエージェント内では、内部ストレージ内でSuiteを管理する機能を提供しています。また、Git接続の設定を行ってSuiteを管理することもできます。デザインエージェントは内部ストレージ内のみでSuite管理サポートを提供します。GitリポジトリからのSuiteの管理方法については、Git統合のドキュメントを参照してください。DAIデザインエージェントはライブランテストのみ実行できます。
DAI Run Agent は、スイートの管理など、DAI Design Agent が提供する他の機能を必要とせずにテストを実行するためだけに使用される軽量のコマンドライン アプリケーションです。DAI Run Agent は、DAI Runner、コマンドライン (たとえば、バッチ ファイルを使用)、または DevOps パイプラインから実行できます。
DAIデザインエージェントまたはDAIランエージェントソフトウェアが実行され、実行環境の接続がアクティブである場合、スクリプトベースのテス トまたはモデルベースのテストを実行できます:
- スクリプトベースのテストでは、アップロードしたSuiteに関連付けられたスクリプトベースのテストケースを追加してテストステップのリストを作成できます。詳細はこちら
- モデルベースのテストでは、任意の関連するEggplant DAIモデルのActionとstateにSenseTalkスニペットを添付できます。モデルを実行すると、接続されたSUTに対してSenseTalkスニペットが実行されます。その後、テスト結果はモデルワークスペースのコンソールで確認できます。
Eggplant DAIでさまざまなテストセットを実行するために、実行環境を設定および切り替えることができます。
エージェントは、Eggplant DAIサーバーと同じマシン上、またはネットワークを介してEggplant DAIサーバーに接続できるローカルまたはホストされたマシン上で実行できます。実行環境でエージェントを設定する方法については、実行環境の設定を参照してください。
SenseTalkスニペット/スクリプトを実行するためには、DAIデザインエージェントまたはDAIランエージェントソフトウェアと同じマシン上 にEggplant Functionalがインストールされている必要があります。
Eggplant DAI 6.0 以降では、エージェントは安全なアクセス キーを使用して、DAI の ID およびアクセス管理システム (Keycloak) で認証します。
DAI Eggplant Cloud(ホストされたDAI)ユーザーの場合、エージェントおよびFusion Engineはすでに含まれており、クラウドSUTも含まれています。DAI Eggplant Cloudのリクエス トについては、アカウントマネージャーまたはep-sales@keysight.comまでご連絡ください。